このワードを検索しているあなたは沖縄移住を迷っている方でしょうか。
沖縄移住は、近年人気が高まっている移住先の一つです。
美しい自然や温暖な気候、ゆったりとした生活など、沖縄には魅力がたくさんあります。
沖縄に移住して夢に思っていた生活を実現できている人もいる反面、沖縄移住したことを後悔する人も少なくありません。
そこでこちらの記事では、
についてご紹介していきます。
この記事の内容は沖縄移住15年クラスのナイチャーの個人的見解です。
色々な考えがあるかと思いますが、ひとつのリアルな見解として沖縄移住を考えている方は参考にしてみてください。
目次
沖縄移住を後悔する人の特徴とやめとけの理由は?
沖縄移住がうまく行っている方々は沖縄が大好きで勢いで住みついている方々が多い印象です。
何年も入念に準備をして移住してきたとか、色々と不安を抱えていたけれど思い切って沖縄移住してきた方が実際に長年移住したり沖縄が終の棲家になった、という話を聞くことはありません。
というのも、沖縄に対して明るい情報のみを情報収集し、期待だけ膨らみすぎた方々が移住後に勝手に沖縄の現実にがっかりし、移住したことを後悔。
2~3年くらいで内地に帰ってしまうナイチャーを何回か見かけてきました。
正直、沖縄に対して過大な期待はし過ぎないくらいで移住し、もし合わなかったら帰ってくればいいや的な気持ちで移住を開始するほうがうまくいくのかもしれません。
ナイチャーとは?
沖縄移住がうまくいかない・失敗する人10選を紹介!
私自身が実際に見てきた「沖縄移住して感じたうまくいかない・失敗する人の特徴5選」を紹介します。
1.食べ物の好き嫌いが多い人
(沖縄料理:グルクンの唐揚げ)
北海道から移住して来た方々は「北海道の魚は美味しかった。沖縄の魚は美味しくない。」と話していました。
東北地方から移住して来た方々も口を揃えて「沖縄の魚は美味しくない」と魚について話していました。
東京から移住して来た私からしてみたら「北海道や東北の魚は美味しいかもしれないけれど別に沖縄の魚も普通に美味しいじゃん?」と思います。
北海道の魚も美味しい。沖縄の魚も美味しい。
そのようにそれぞれの土地の食べ物を「こっちの食べ物も美味しい。でもこっちも美味しいな」と様々な味覚を前向きに楽しめる舌を持っていたら沖縄移住は上手く行くかと思います。
(沖縄料理:ゴーヤーチャンプルー)
ゴーヤーチャンプルーをはじめ、油で肉や野菜を炒めるチャンプルー料理は沖縄の家庭料理の定番です。
(沖縄近海魚の刺身盛り合わせ)
沖縄の魚を刺身で食べる際にはカラフルな魚(白身)以外にも、マグロがとても美味しいです。ビンチョウマグロ、キハダマグロ・メバチマグロ・クロマグロの4種類が水揚げされており、一年中、生マグロがスーパーに並んでいます。その中でも一番安くて美味しいトンボマグロは内地のマグロよりも色は薄めの赤身で、食感はもちっとしています。スーパーで買う刺身と言えばトンボマグロが一番メジャーかもしれないです。そして宮古島産のカツオも新鮮で美味しいです。これもあっさりめの味。ショウガをすって美味しくいただいています。
トンボマグロとは?
(沖縄料理:タコライス)
外食やテイクアウトでは沖縄そば、タコライス、タコス、ステーキ、ポークたまごおにぎり、沖縄弁当
などを食べています。
(沖縄タコス)
タコライスやタコスのお店はかなり多いため、頻繁に食べています。
その他の様々な沖縄料理、島豆腐、ぜんざい、アグー、沖縄県産の野菜なども美味しくいただきます。
2.子供が苦手な人
沖縄県は全国一の出生率が高い県です。子供は宝とされています。内地と比較すると子供が3人以上いる家庭も多い印象です。
とにかくどこに行っても子供が多く、親は居酒屋、深夜のスーパーなどにも子供を連れて歩いています。
そして沖縄の社会では子供はとても大切にされています。知らない人でも優しく見守ってくれる感があるため子供たちが小さい頃、これには本当に助けられました。
色々な店員さん達も子供に優しく接してくれます。
子供たちが小さかった頃、バスで困っていた際に内地では絶対にない位バスの運転手さんによくしていただいたことは一生忘れられません。
兄弟が多いのもあって大きい子は下の子の面倒をよく見ていてそれが当たり前とされています。
(そのためヤングケアラー問題もありますが)
兄弟がいっぱいいてわいわい過ごす、そういう家庭で育った子供たちは自然に家族は多いほうが楽しいという考え方で育つのでしょう。
つまり普段から子供ウザイ、子供は好きじゃない、と思っている人には住みにくい社会かもしれません。
3.猫が苦手な人
(お店にいた猫)
沖縄は野良猫が多いです。そして猫がとても大事にされています。
沖縄の猫はとても穏やかでのんびり、幸せそうに過ごしています。男女問わず、猫を可愛がっています。
家の中はもちろん、飲食店、洋服屋さん、塾、どんなところにも猫が普通にいます。
お店の外で自由きままに半分飼われているケースもあれば、お店の中にも自由に出入りしたりもしています。東京の感覚では「それって衛生的にどうなの?」と言われてしまうかもしれませんがここ沖縄ではこれが普通です。公園などで自由にしている野良猫たちは耳がカットされて大切に管理されています。公園や海で私が何かランチやおやつを食べていると、野良猫に食べ物を狙われることがありますが私も猫が大好きです。
野良猫の耳がカットされている理由
4.人付き合いが苦手な人
沖縄県民には明るく、オープンで、コミュニケーション上手な陽キャな人が多いです。
陰キャなタイプの人はあまり見かけたことがありません。(隠れているのかもしれませんが)
とにかく男女問わずにユンタク(おしゃべり)するのが大好き。一人より仲間で行動。
家族や親せき、地元の友達が多い賑やかな環境で育っているためコミュ力が高いです。
みんな家族。みんな友達。そんな感覚。
人と人の距離が近い。会話する際はすごく近くに寄ってきて話をしてきます。
歌って、踊って、飲んで、陽気。祭りや花火も盛んに開催されています。
スーパーやコンビニのレジでは老若男女関係なくあちこちでおしゃべりに花が咲いています(笑)
こうしてただの買い物でも何かしらの会話を交わすのが日常です。後ろに人が何人も並んで混んでいてもおかまいなし。
ただの買い物だけでこんなに時間がかかるなんて!?と、東京から移住した私は最初はびっくりしました。つまり、一人が好きな人、人とあまり関わりたくない人にはいちいちストレスの溜まる環境かもしれませんね。また、一人で移住して来てコミュニケーションが得意でない人はあまりの周りの賑やかさに寂しくなってしまうかも?
陽キャとは?
陽キャの特徴としては、基本的に次のようなものがあります。
・外向的、社交的、ムードメーカー、会話上手、積極的、フットワークが軽い
・人との交流やイベントなど楽しいことが好き
・トレンドに敏感で、おしゃれで髪や服に気を遣っている
・明るい色合いの比較的派手な服を好み、自分磨きにも余念がない
「陽キャ」と「陰キャ」は、人の良し悪しを判断するものではないため使い方には十分注意しましょう。
5.祭りやイベントが嫌いな人
沖縄に親戚がいる場合はもちろんですが、沖縄独自の伝統行事が多数あります。
清明祭(シーミー)、お盆(ウンケー、ナカビ、ウークイ)、道ジュネーというご先祖様に関する行事と
那覇ハーリー、糸満ハーレー、沖縄全島エイサーまつり、那覇大綱挽まつり、おきなわの産業まつり、NAHAマラソン、おきなわ花と食のフェスティバル、おきなわマラソン、その他各地でマルシェやビアフェス、音楽フェスやエイサーは度々開催され、花火も色々な場所であがります。
外でお酒が飲める機会が多いためフェスやお酒好きには沖縄は最高かと思います。
お祭りやイベントに興味が無い人にとっては騒がしく感じる可能性もあるので地域で定期的に開催されるイベントについては移住する前によく調査しておきましょう。
6.暑さや湿度が高いのが苦手な人
沖縄に気候帯は亜熱帯気候です。沖縄の暑さと湿気は半端じゃないです。雲が多く、毎日のように雨が降り、一年中じめじめとしています。沖縄で暮らして行くには湿度対策は必須です。
沖縄の観光用の写真では青く晴れた空と海がセットですが、あのように爽やかに晴れる日は一年を通して少ないと感じます。湿度や気圧の関係で眩暈や片頭痛が出てくる体質の人の身体には沖縄の気候はこたえるんです。一年間、沖縄の全部の季節を過ごしてみて自分自身の体調に何か変化はなかったかよく確認して、沖縄の気候との付き合い方を探っていくしかありません。また、普通の人より汗っかきの人や暑いのが苦手な人にはキツイ環境かと思います。エアコンがついている車を運転していてもフロントガラスから差し込む強い日差しによって車内熱中症になりますよ。
7.おしゃれが好きな人
沖縄では革靴、革のカバン等々なんでもカビてしまうので天然ものより
手入れが簡単な合成皮革の製品がおすすめです。
おしゃれが好きな方にはカビとの戦いにうんざりしてしまうかもしれませんね。
洋服は洗ってもすぐに乾くタイプのペラペラのポリエステル製品のほうが生乾き臭が発生しにくいです。
そして室内には除湿器は欠かせないです。できれば一部屋に一台はあったほうが良いと思います。
男性はスーツを着る人はいなくてかりゆしウェアを着ます。
沖縄に移住してすぐの頃、スーツを着ていたら「変だよ」「似合わない」と言われてしまいました(笑)
男性の普段着はTシャツ(もしくはかりゆし)、短パン(もしくは長ズボン)、
島ぞうりとラフなスタイルです。
女性は歳を重ねるになるにつれて体形隠しなのかダボっとした丈が長めのTシャツにスキニーパンツ(ピチピチ)の人をよく見かけます。
年配の女性になるとスキニーやぴったり目のスラックスにスニーカーを履いていたりします。
若い女性はスキニーパンツに靴はパンプスやヒール。
とにかく圧倒的スキニーパンツが人気!沖縄だけファッションスタイルの流行が違うようです。
そしてスカートの女性、とくにワンピースなどふわったしたロングスカートを履いている女性をほとんど見かけることはありません。
風が強いからなのか?目立ちたくないからか?車移動でおしゃれの必要がないからなのか?これには様々な理由があると聞きました。
女性のヘアスタイルと言えば、ロングの場合はくるくると後ろで束ねてバレッタで上のほうに留めています。
天然パーマの方が多いので美容院では美容院ではストレートパーマが人気メニューです。そしてヘアカラーで茶色に染めています。
20代以上だととくに黒髪のままの女性は少ないです。
ウチナンチュの方がよく「観光客やナイチャーは見た目でわかる」と言ってますが、それは顔つきだけではなく、黒髪、ロング、スカートというファッションスタイルでナイチャーの女性とわかるそうです。
冬といえば内地では重ね着もできておしゃれを楽しむ季節になりますが
沖縄では半袖シャツにジャケットやジャンパー等を上に羽織れば事足ります。
そして沖縄では一年中車移動なので外を歩くことがありません。
内地のようにロングコートやダウンコートの必要性が無いのです。
分厚いコートやダウン類を持っていても着る機会が無いのでクローゼットの中でカビてしまうのがオチでしょう。
このように様々な理由があり沖縄では「最新の流行を追いたい!」と意気込む男性、女性をあまり見かけることはなく、おしゃれをしている人は少ないのです。内地より気温が高い時期が多いこと、一年を通して高い湿度、車社会、人からの目を気にする、ことが関係しているかと思います。
沖縄の女性のファッションについては「沖縄から貧困がなくならない本当の理由 (光文社新書) 樋口 耕太郎 (著)」にも聴き取り調査と理由が書いてあり興味深いです。amazonや那覇のジュンク堂書店で購入できますので興味のある方は一度手に取ってみてください。
8.せっかちな人
沖縄の人が全員のんびりというわけではありませんが、せかせかしている人は見たことがありません。せかせかしている人は時に周りの人に威圧感や居心地の悪さを与えてしまいますよね。そういう雰囲気の人は少ないです。穏やかで落ち着いている人が多いです。でも時間にルーズというわけではなく、時間に対するお捉え方が違うと言ったほうが良いかもしてません。約束の人が来ないということも度々ありますが「そもそもあれは約束では無かったのかも。行けたら行くって言ってたしな」と捉えます。そこにいちいちイライラしないのです。
沖縄移住20年超えのナイチャーにもせかせかタイプの人はいません。沖縄移住がうまくいってる人々はいつも穏やかで一緒にいて心地よいタイプの人です。
せっかちさんが沖縄の会社に勤めたらイライラしてしまうのはもちろん、お客さんとして行くスーパー、コンビニ、飲食店の接客に対してもイライラしてしまい、速攻で内地に帰ってしまうと思います。
沖縄ではタイムイズマネーと言う、東京的な時間に対する考え方は通用しない世界です。
沖縄には時間がたっぷりあるんです。
タイムイズマネーとは?
「タイムイズマネー」には、次のような意味があります。
時間はお金と同じように貴重なものなので、無駄にせず有意義に使いましょう
ビジネスシーンにおける助言として、「機会損失」という概念が含まれています
時間は人生、そして命を意味しています誰にでも平等に24時間を与えられており、その使い方によって人生の濃度も決まって来るという意味もあります。
9.押しつけがましい人
東京に本社がある企業が、沖縄に進出して支店を作った際にやりがちな事が、東京のやり方を沖縄の人に押し付けることです。沖縄でビジネスを成功させたい場合は沖縄県内のみで展開するスーパーのサンエーを見習いましょう。サンエーは沖縄の人達の心をよく掴んでいます。「沖縄でビジネスを成功させる」というのは沖縄独特の伝統や文化を理解し分析して沖縄らしいビジネス展開をさせるということなのです。それには一緒に働くウチナンチュの仲間をよく観察し、考え方を学び、良いことはどんどん真似して仕事にいかしていくのが大切です。
サンエーが沖縄で成功している理由については「沖縄から貧困がなくならない本当の理由 (光文社新書) 樋口 耕太郎 (著)」で分析されており興味深いです。amazonや那覇のジュンク堂書店で購入できますので興味のある方は一度手に取ってみてください。
10.プライドの高い人
いつまでも日本の中心地・東京から来たんだ感を出し続けている人がいますが見苦しいです。ここは沖縄。東京の考え方は全く通用しないことにいい加減気づいてください。東京人というプライドをいつまでも持っている人を見かけますがここは沖縄。東京で過ごしたことのないウチナンチュの方々から見れば「だから何?」としか言いようがないのです。
沖縄移住を後悔する人の特徴とやめとけの理由は?まとめ
沖縄は魅力的な一方で、沖縄には内地にはない独特な文化があり、ウチナンチュの方々は沖縄独特の考え方を持っています。
行動派の方は勢いで移住してしまってもよいでしょう。失敗したら帰ってくれば良いのです。
慎重派な方が沖縄移住をする場合、後悔しないためにも事前によい情報だけでなく
独自の考え方などを沖縄関連の書籍や沖縄移住ブログ等で情報収集を行い、自分にほんとうに合っているか?準備をしておくことが大切です。
沖縄移住は、人生の大きな決断です。家族や友人と相談し、慎重に検討しましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました!